新型コロナワクチン予約
重要なお知らせ
2022.8.23 モデルナワクチン予約開始します お電話で予約できます
●予約状況
第一期 1回目接種6.10-6.18 2回目接種7.1-7.9
第二期 1回目接種7.12-30 2回目接種8.2-8.20
第三期 1回目接種 8/23 - 9/10 2回目接種 9/13 - 10/1
第四期(現在予約受付中) 1回目接種10/4 - 10/22 2回目接種 10/25 - 11/12
当院は、名古屋市から委託された
新型コロナワクチンの、かかりつけ医「個別接種」の接種会場です。
≪予約方法≫ご来院にてご予約下さい。予約票をお渡しします。(お電話では受け付けておりません)
≪2回目の日程・予約≫2回目接種分も、1回目の予約時にお取りします。(2回目は3週間後の同じ曜日です)
≪接種場所≫岡田内科にて
≪接種時間≫月火木金の16:30-17:30頃
≪費用≫ワクチン接種は無料です。
●接種可能な方
≪接種券は必須≫行政から接種券(クーポン券)が郵送されてきた方は当院で接種可能です。
≪当院かかりつけの方≫当院かかりつけの方(かかりつけであれば市外でも大丈夫です)が優先です。
≪64歳以下の方≫接種券(クーポン券)が届けば可能となります。
≪当院かかりつけでない方≫当院に受診歴のない方は、一度受診ください。アレルギー歴や病歴などをお聞きして安全に接種できるか確認しております(現在のところ)。
●接種ができない方
・接種券(クーポン券)が行政から届いていない方
・既に新型コロナワクチンを接種した方
・アレルギー等で接種禁止に該当する方
※電話での問い合わせが非常に多く、業務に支障が出ていますので、申し訳ございませんが、電話予約は受け付けておりません。ご足労をおかけして申し訳ございませんが、ご来院にてご予約ください。
●令和3年6月30日以降、順次64歳以下の予約開始へ(名古屋市) 2021.6.13追加
64歳以下の方の接種クーポンが令和3年6月30日に発送され、クーポンが届いた方は、接種可能(当院かかりつけの方は市外の方でも当院接種可能です)となります。
クーポンが届きましたら、当院で接種ご希望の方は、ご来院の上、ご予約下さい。当院かかりつけの場合は、名古屋市外の方でも接種可能です。
●64歳までのコロナワクチン予約計画(名古屋市)
2021年 名古屋市 www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000140104.html
* 他の自治体の方は、自治体ホームページご参照ください。
●予診票の書き方 予診票の書き方が分からない時 2021.6.11追加
ー 当院かかりつけの方は、予約の際、ご相談ください。
ー 当院かかりつけでない方は、下記記載例の青色の枠内を主治医にどのように記載したらよいか、出来たら聞いておいてください。(当院でご相談いただいても可能ですが、かかりつけの医師の方が、正確に判断できると思います。)
ー 新しい予診票 新しい予診票では、「主治医の許可」欄が削除されており、厚労省のマニュアルでは、
その病気を診てもらっている医師に今日の予防接種を受けてよいと言われましたか?
確認のポイント
かかりつけの医師の意見がある場合に、その意見を確認した上で接種の判断を行うための質問です。 なお、
かかりつけの医師に確認せずに接種を受けに来た方については、予診医が、5の内容な どに注意して問診を行い、接種が可能と判断した場合は、接種可能です
と修正がなされております。ご不安な場合は、予約の際のご来院時の受診の際、当方でもご説明申し上げております。
●予診票にすべて記載して当日接種にお越しください
●抗体はどれだけの時間維持されるのか?=ワクチンの効果はどれくらい続くのか? 2021.6. 13追加
抗体はすぐになくなってしまう、という悲観的なデータと半年後くらいまではかなりしっかり残っている、というデータとさまざまです。
抗体価は、ワクチンの効果の予測因子の一つとして考えられますので、今後の研究成果を期待したいです。
しかし、免疫は抗体がすべてではないので、ワクチンの効果を判定するには、実際に新規感染者や死亡者が減少したかどうかという結果が最も大切だと考えます。
それでは具体的にご紹介します。
2020年7月に、イギリスの研究です
「新型コロナウイルスに感染したほとんどの人は抗体を作るが、これは急速に衰えていくことが多く、感染後数カ月で免疫がほとんどなくなることを示唆している」と、英インペリアル・カレッジ・ロンドンのダニエル・アルトマン教授(免疫学)」https://answers.ten-navi.com/pharmanews/18801/
つまり、実際に感染してつくられるようになった抗体が、数ヶ月でなくなってしまう衝撃的なデータです。元論文は Longitudinal evaluation and decline of antibody responses in SARS-CoV-2 infection https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.07.09.20148429v1.full.pdf
です。
しかし、だからと言って同じイギリス人で、新型コロナウイルス感染の再感染が多数報告されているわけではありません。抗体を作ることが免疫のすべてではありません。免疫細胞が直接攻撃するシステムも存在しており、そちらがむしろ免疫の多くを担っています。
イギリス人の感染後の抗体値が下がっても再感染が少ないということは、測定する抗体の値が低くてもいざというときに抗体を作れる能力が維持されているか、細胞が直接アタックする抗体とは別のシステムが新型コロナ感染に対するメインの役割を果たしている、などのさまざまな解釈がなりたち、実態はよくわかりません。
一方、日本人を対象とした研究では、東京大学医科学研究所によると「新型コロナウイルス感染時に獲得されたウイルスに対する抗体は少なくとも発症後3~6か月間は維持される」https://www.amed.go.jp/news/release_20210212-02.htmlとのことですし、横浜市立大学の「新型コロナウイルス感染症回復者専用抗体検査PROJECT 1」https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2021/20210520yamanaka.htmlの中間発表では、回復者のほとんどが6か月後も抗体を保有を維持していることを報告されました。
さらに詳しく知りたい方へ
新型コロナウイルスワクチンの基本性能
≪ファイザー社の結果≫
無作為二重盲検偽薬試験という厳密な研究での成果です。
4万人を募り、重篤な別の疾患等の人を除き、最終的に1.6万人ずつの2つのグループにランダムに分けます(背景因子をそろえる)。
打たれる人も打つ医師もどちらかわからないように(二重盲検)して、一方に本物のワクチン、もう一方に偽薬(にせもの)を投与して4ヶ月観察します。
ふたを開けてみると、本物のワクチンを打った人は8人、偽薬を打った人は162人発症しました、という結果です。8:162≒1:20=5:100 差を見ると、100-5=95となり、95%発症を抑制した、という結果でした。
≪日々の診療で感じるギャップ≫
上述の結果は、同じ仕組みのモデルナ社が同様の実験を、全く独立して行い、同等の結果を出していますので、まぐれで良すぎるデータを出したわけではないと判断せざるを得ません。
しかし、実際のところ、ワクチン接種後にもクラスターが発生する事実もあります。
新型コロナウイルスワクチンの限界
結論:ワクチンを接種しても感染は完全には防げません。感染後の重症化阻止の効果はかなり期待できるでしょう。ワクチン接種後も、パンデミックが収束するまでは、油断せず、引続き、感染対策を実施してください。
ちまたのニュースでも「重症化予防はには有効だが、感染予防は万全ではない」と耳にされたことがあると思います。このことについてお話します。
≪ワクチンの仕組み:ワクチンによる強力な免疫の予行演習≫
ファイザー社およびモデルナ社のワクチンは、メッセンジャーRNAワクチンという種類です。タンパク質はアミノ酸が200-300個直線的に結合した構造をとっており、遺伝情報とは、アミノ酸の順番が記載された設計図です。DNAやRNAといわれています。
ウイルスの表面のタンパク質のアミノ酸の順番が記載されたRNAを人工的に合成したものがメッセンジャーRNAワクチンの本体です。このワクチンを接種すると、人間の細胞の中で、大量のウイルスタンパクが人間自身の細胞によって作り出されます。そうすると人間の免疫細胞がそのタンパクに大いに反応するのです。
自分自身の免疫系が、壊すべき強敵と認識し、そのタンパクを破壊する専用の免疫細胞や専用の抗体が作れるよう教育するのです。
教育が完了(免疫が成立)した後で、本物のウイルスが進入した際には、専用の免疫細胞や専用の抗体がウイルスに付着して進入を防いだり、感染した細胞を細胞ごと壊したりして、ウイルスを排除するのです。
≪全身性発疹や高熱を出す麻疹などのウイルス疾患にはワクチンはよく効く≫
専用の免疫細胞や専用の抗体は、血液の中にあります。全身性の感染を起こす麻疹や水疱瘡では、血液を介して体中にウイルスが流れます。だから全身に発疹がでて、高熱が出るのです。このような疾患の場合、抗体のふんだんにある血液の中にウイルスがいるので、ウイルスはしっかりと抗体に捕まり、きちんと排除されるので、ワクチンはよく効きます。
≪コロナような呼吸器感染ウイルスのワクチンは感染予防は完全ではない≫
一方、インフルエンザやコロナウイルスなどの呼吸器感染症のウイルスは難しい。
飛まつに乗って飛んできたウイルスが、鼻の粘膜や気道の表面の粘膜に侵入し、そこで増えて感染が成立します。ワクチンによって作られた抗体は、血液の中にはしっかりありますが、気道表面の細胞はかなり手薄な状態なのです。ですから、ワクチンを接種していても、感染は成立してしまうのです。
インフルエンザワクチン接種後の感染は、接種者の44%と言われています。ということは、打っていても半分弱の人は感染している、という成績なのです。コロナウイルスも今回が世界初の接種なので正確な統計はでていませんが、ウイルスの増殖する部位やメカニズムを考えると、麻疹や水疱瘡の感染予防率よりも、インフルエンザに近いと考えたほうがよいでしょう。
≪コロナのワクチンは意味がないか?≫
コロナが重症化するということは、気道の表面の細胞で増えたウイルスが、気道からあふれでて全身に拡散することを意味します。全身に回る、ということは、増えに増えたウイルスが血液に入るということです。ワクチンを接種していると、血液の中には専用の抗体が出来ているので、この段階でウイルスは壊され全身感染=重症化が阻止されるのです。
つまり、気道粘膜への感染の阻止は完全ではないですが、重症化阻止にはかなり力を発揮してくれるのです。
≪コロナのワクチンは重症化を防ぐ効果は期待できる≫
実際に、インフルエンザ接種後にインフルエンザに感染してしまうケースは、発熱時間が半日から1日程度で、非常に短期間で治癒されている印象です。
先述の結論を繰り返しますが、ワクチンを接種しても感染は完全には防げません。感染後の重症化阻止の効果はかなり期待できるでしょう。ワクチン接種後も、パンデミックが収束するまでは、油断せず、引続き、感染対策を実施してください。
新型コロナウイルス感染症のデータ
マスコミ報道は、「売れるニュース」的で客観性がそこなわれている印象です。新型コロナ感染の、国際比較として、最大の被害をこうむったアメリカ合衆国との比較をしてみましょう。
≪コロナ感染の日米比較2021.6.2≫
●アメリカは、3300万人の感染②。3300万人は日本だと首都圏の全人口。カナダやポーランドの人口に匹敵。
●アメリカ人の10.2%も感染④つまり10人に1人。日本は0.59%つまり200人に1人
●アメリカ人の0.18%も亡くなり⑥つまり500人に1人。日本は0.0106%つまり10000人に1人
●アメリカ人と日本人とで、感染した人が無くなる率⑤は1.8%と同じ。
●アメリカ人は日本人とくらべて感染率④、死亡率⑥はともに17倍。
●2021/6/21の時点でも、アメリカでは5.97倍の新規感染者が発生している。
<<国内比較 2021.6.2>>
④:感染者数でみると、都市部はきちんと2倍。東京都・大阪府・名古屋市は全国平均の約2倍。愛知県内でも同様に、名古屋市とそれ以外で2倍の差がある。
⑥:人口当たりの死亡率は、大都市の中では大阪府が日本平均の3倍、名古屋市が2倍。東京都は大都市にもかかわらず、全国平均と同等。